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オズとも子

子どもの出生数は過去最小、子どもの自殺は過去最多(2022年)のナゼ?

更新日:2023年5月12日

2022年の出生数が80万人割れで過去最少となり、官房副長官が「少子化は危機的な状況であると認識をしている」と発表した裏で、昨年の子どもの自殺数が、過去最高となったと発表されました。


子どもの数は過去最小になっていっているわけですから、普通に考えたら子どもの自殺は過去最低になってきてもおかしくないわけですが、戦後最悪を記録してしまうのは・・残念としか言えません。


厚労省によれば、10代の自殺の理由は


1位「学業不振」

2位「進路に関する悩み」

3位「入試に関する悩み」


とはいっても、死人に口なしなので、どうやってわかったのかとか、本当なのか?はかなり疑問はありますが、IQをあげるための勉強が、人間の価値となっているかもしれない雰囲気・・は、上位3つの理由から、ひしひしと感じられるような気がします。


あと、この対策に、自殺SOSホットラインがあるようですが、みなさんは、死のうと思って追い詰めれられた時、見ず知らずの人に電話するでしょうか?


まあ、ないよりはあったほうがいいかもしれませんが


そう思わない為の予防、そう思わないための教育や環境のほうが、ずっと大切じゃないでしょうか。


先進国で、子どもの自殺が死因1位なのは、日本だけですし、


不登校も過去最多となってきて、


これは子ども達からのすごい心のSOSだと思います。


ユニセフが’20年に発表した、子どもの『精神的幸福度』という指標では


日本は先進国38ヵ国中37位(ひくっっ!)


日本の子どもの自己肯定感は、OECD諸国で最下位・・


物質的に豊かな国なのに、あまりに悲しい結果です!


ただ、こういう子ども達を育てているのは大人達なわけですから、日本の大人の幸福度が高いのに、子どもの心の内だけこうなってるはずはありません。。


じゃあ、どうすればいいのかというと、子どもがどうこうよりも


まずは大人が、精神的幸福度をあげること。


それが、日本社会が変わる一番早道じゃないかと思います。


え?そんなものあげられるのかなと思うかもしれませんが、何かを手に入れたら幸福になれるのであれば、日本はもっと幸福であったもいいはずです。ですから、何かが手に入れば幸せになれるというわけではありません。


そして、しあわせとは頭で考えるものではなく、「気持ち」「感情」としてで感じるものですから、そこがどうしたら豊かになれるか?なわけです。


それは、心の知性・感情的知性(Emotional Intelligence)とも呼ばれ、それはスキルでもあります。


算数は学ぶし、日常で使うし、そうやって使いこなせるようになりますよね?算数を全然学んだことがない・・という人は、何をどうしていいかもわかりませんし、使えませんし、算数の点数も低いわけです。


それと同じように、心の知性(EI)も、同じようにスキルです。


先進国では、Emotional Intelligence Learning、心の知性(感情的知性)教育が必修で入っている国も増えて、算数や国語のように、小学校から階段をのぼるようにステップを踏んで教えるようになってきました。


それは心の知性EI(Emotional Intelligence)は、人生を豊かにするため、必要なスキルだと分かっているから。


そういう心の知性を学んでない状態で、精神論とか根性論でどうにかしようとしても苦しい・・・


私も20年以上多くの人の相談に乗ってきましたが


世界標準でいうと、日本人は明らかに自分に厳しめ・・(←という私も、日本で生まれ育ったのでよくわかります)だけど、それに気づいておらず


そして、周りに対しても、自然と厳しい視線になりがちです(ということにもあまり気付いていないけど)。


だから


大人も子どもも、細かい事であれこれ注意はされた経験はあれど、

認められたり、ほめられたことはあまりない。


これだと、大人も子どもも、大らかにニコニコして暮らすのは、なかなかむつかしそうです。


精神論とか、こういう雰囲気だからとか、「こうあるべき」とか「こうしなきゃ」ではなく


さまざまな想いや感情とうまく付き合っていくEIスキルを手に入れて、大人からまず、ニコニコ&ノビノビした日本になるといいなあと思います。


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