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オズとも子

担任の先生の気付きが深すぎる!子ども達の変化@ICT×EI教育

今月また横浜市立のとある小学校にEI(感情的知性)の授業に行ってきました。


この数か月で、子ども達の自己肯定感self-esteemの数値はポーンと上にあがっていたとはいえ、現場で何が起こっているのか?


まず担任の先生から聞いて嬉しかった変化は「お互いに優しい声をかけられるようになってきました」ということ。


EI(感情的知性)とは、自分の中にある感情や気持ちとうまく付き合えるようになる知能です。


特にネガティブな自分にどう対処するか?は、大人でも難しいテーマで、前回は、そういう自分や感情を認知し、どんな声をかけると落ち着くのか?を実際にやって体験してもらいました。そして、それを数か月にわたって、ICTタブレットで1分位、毎日自分にやり続けてもらいました。


その結果、クラスではお互いに優しい声をかけられるようになってきて、「今朝も、失敗しちゃった子に「そういう時もあるよね」と優しい言葉をかけている男の子がいたんです」と。


そして担任の先生はちょっと興奮気味に伝えてくれました。


「毎日、自分に優しい言葉をかける練習をしてきた事で定着して、人にかける言葉が自然に変わってきたんだなと。自分に対してどう接しているのか?が自然と他人に出るんですねなるほど、本当に大切なのはココなんだな!と今回すごく思いました」


普段、日本の教育では、他人にどうするか?からスタートします。


日本では「他人に優しく」と教えますが、「自分に優しく」とは言われません。


「他人を見て動こう」といわれますが「自分の内側を見て動こうね」とは言われません。


自分に優しくしたら、ワガママな人間になるのでは?と思う人もいるかもしれませんが


自分にダメ出しをしつつ、誰かに作り笑顔でいる状態は、必ずどこかで歪みがでてきます。だって本当の自分じゃないから。


自分に×をあげながら、他人に〇をあげて、幸福感とか、自己肯定感が高くなるはずがない。


EI(感情的知性)教育には段階がありますが、色々な自分をメタ認知して、受け入れる所からスタートします。


「人間なんだから、色々な自分がいるもんだし、そういうことってあるよね」

と自分を思いやれるようになると、自分が友達を見る目も、連動してそうなってくる。

その結果、他の友達も「そりゃそういう時あるよ~」っていう、自然で温かい流れが、小学校で起こっている。


でもこれは、この小学校だけの話ではなく


日本中の学校で、起こせること。


やれば出来ること。


そのためには大人達が、まずこれを理解して大切さに気付くところから。


これを体得して大人になっていく子と、いかない子では、人生の生きやすさが違います。


変化でもって先生達に大きな気づきを与えた子ども達に、大きな拍手ですね!



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