アリスとテレスの物語の出版記念
「藍色の墨で描かれた原画展&マダム・イリーニのお茶会」の前日。
クラファン応援メンバーが準備を手伝いにきてくれました。本当に愛あふれるみんなの想いに、涙がでます。そして本創りに関わった現役中学生まで助っ人にきてくれ、みんなでせっせと準備。
子どもが見ても、大人がいても大丈夫そうな位置をみんなで探して、そこにどんどん絵をかけていきます。
墨の色で描かれた原画は、生き物で、時と共にどんどん色が変わっていきます(どんどん薄くなっていくそうです)。
そのため藍色の墨画で描かれた原画を見た、その日の色合いが、唯一無二の色合い。
休憩タイムは、紅茶マスターの松浦ちかこさんが、今回のイベントのためにアリスとテレスの物語をイメージして、特別にブレンドしてくれた、紅茶「マダム・イリーニ」のスペシャルブレンドが登場!
上品な香りとクラシカルな香りと味が、スイーツにこれまた見事にマッチして、美味しいお茶は一種の瞑想だ・・!とうっとり。
そして絵を見て、自分を探っていくことができる 「マダム・イリーニからの招待状」
も、見えない世界を開ける、観音扉なつくりです。
なぜ扉は扉でも、観音扉なのか?というと
「音」とはこの世にあって目に観えないものを象徴した言葉。
その「音を観る」と書いて観音ですから、心の中も「音」といえます。
よく「心の声」という表現がありますが
心の声=心の音
ですから、
心を知るとは、心の音を観ること(=観音すること)とも言えます。
アリスとテレスの物語の中に出てくる、こころ王国に入る扉の絵も、観音扉にしてもらった理由がそこにあります。^^
アリスとテレスの物語はパッと見は西洋風に見えますが、実はとても日本的な精神性がたくさん盛り込まれた物語で、絵の一部は、天の岩戸とも関係ある絵です。
西洋でいう心の知性(Emotional Intelligence)は、必ずしも日本人にわかりやすいフレームワークではないので、日本人の精神性でもすっと馴染むフレームワークにいれなおして物語をつくりましたし、絵もそういう視点で描かれています。
そして当日は、小学生~大人まで、世代を超えて、藍色の墨絵を使ったインナージャーニーを楽しめるようにと、みんなで想いを込めて場を作り、準備完了!!
原画展に飾られているうさぎたちも、全てイラストを描いた相馬万里子さんの手編みです。
それ以外の飾りは、創作伴走してくれたみっちゃんこと、西美津江さんが持ってきてくれました。
同じような未来をつくりたい仲間が集まり、本を応援してくださった皆様へと
みんながそれぞれに想いを込めてつくっていく、あたたかなエネルギーの場が完成。(^^)
そしてついに開催当日!
1階のティールームを整えて、みなさんを待ちます。
玄関のボードは万里子さんが描いてくれました。黒い帽子が目印です。
12時頃から人が来始めて、受付をしたら、まずは2階の原画展へ。
親子でのご参加も今回は多く、まずは、マダムイリーニの招待状を受付でもらいます。
中を開くと、そこに絵をみながら感じてみる色々な「問い」が書かれていて、書き込みながら進むと、自分がどんどん観えてくる、体験&体感型の原画展です。
隅の方に座って書き込んでいる親子も。^^
原画展では、マダムイリーニのお茶会のイメージ展示のコーナーもあり。^^
2階は、静かでたおやかな、藍色の墨画エネルギーで満ちた空間。
そして2階を見終わった方は、1階のこころ温まる美味しいティールームへ。
紅茶マイスターのChikako Matsuura さんがプロのこだわりで淹れる、今回のためにスペシャルブレンドした紅茶「マダム・イリーニ」は、本当に大人気。
「コーヒー派だったけど、はじめて紅茶が美味しいと思いました!」
「美味しくて、いくらでも飲めちゃう」
とおかわりが続出!!
以下の写真で、手にもっているのが、マダム・イリーニブレンド。ちかこさんが、招待状の絵を使って、パッケージまでデザインして持ってきてくださいました。
ルイボスティーのほうも、「いままでルイボス苦手だったのに世界が変わった!」と言っていただけてうれしかったです。
1階のお茶会では、大人だけでなく、子ども達も「黒い帽子の男」の絵を描いて、たくさん貼っていってくれました(自由参加プログラムです)。
人間だったりそうじゃなかったり、それぞれが思う「黒い帽子男」が違う面白さ。
善悪でいえば「いかにもな悪」というかんじの男はおらず
みんなの心の中にいる「黒い帽子の男」も、単なる悪い奴になってないことがなんだかうれしかったです。
そして大人が瞑想して内観する間、子ども達はお絵描きで内的世界を現わしたり。
2回に渡る対話ワークショップでも、大人同士も毎回同じような状況やテーマを持つ人が、なぜか同じグループになっている現象が起きたり。
初めての人同士でも、こころの中を話しあえる安心な場所で
とても寒い日だったに関わらず、寒さを感じないほどの、高いエネルギー場になってきて、途中から極寒の冬に大きな扉をあけて調整するほどに。
キッズが、自分の名前をいれてほしいとサインに並んでくれたのも、めちゃくちゃかわいくて、うれしかったです。100色の筆ペンがあったので、それぞれが好きな色で。^^
またお花や、お菓子などたくさんの差し入れも頂いて、ウルウルっと泣きそうになったり。
来てくださった皆様のあたたかなエネルギーが建物全体を覆って、本当に素敵な空間になりました。本当に感謝です。
お片付けしつつ、愛溢れる、大好きな運営メンバーみんなと原画の前で記念写真。
今回は、物語という世界観の中で、絵を通した対話の、面白さと奥深さを感じました。
どの絵にいま心惹かれるか?が、その人が求める何かと深い所で繋がってたり。
同じ物語や世界観の中で、同じ絵からもそれぞれが感じる部分が違い、それを自由に語り合ったり表現するうちに何かに気付いていく。
「こうせねばならない」にしばられないから
心理学×アートって、実は相性がいいですね。^^
来てくださった皆様、応援してくださった皆様、本当にどうもありがとうございました!
Comments